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はしごから落ちて奇跡的に元の状態に戻ったわたしその9

23日 2日目 続き

2時間半が経った。
義妹さんが、お茶を用意してくれていた。

Sさんとわたしの分、りんごも切ってあって、
お菓子が添えられていた。

Sさんが、
「いいことが書いてあるよ。」
とわたしに、見せてくださった。

キットよくなる

と書いてあった。

きっと良くなるなんて、
当たり前の言葉だって思っていた。

けれど、今のわたしは、その言葉が、頼りにになる希望に感じられた。

わたしも、りんごを食べた。

りんごってこんなに美味しかったかなぁ?
シナノゴールドだと分かった。
きっと台所のテーブルの上に置きっぱなしにしていた、シナノゴールドだと思った。

Sさんは、やっと座って
お茶とお菓子てりんごを、お召し上がりになった。けれど、その時間ももったいないと、サイマティクスの音を流してくださった。

ありがたいとしみじみと感じた。

義妹さんは、オレンジジュースも用意してくれてあった。わたしは、それを飲んだ。

「おいしい!」

體の具合は、良かった。
ただ動けないだけだった。

食べることは、大丈夫と感じて、
どんどん食べられる!
そんな風に思った。

お姑さんも帰って来た。
「元気になったね!」
と言ってくれた。

3時間が経つ頃、Sさんは、片付けを終えて
帰られて行った。

そのあと、オムツで排泄をした時、
変化を感じた。

お腹の中で、ポキポキ音がして、
少し動いただけで激痛がして、
お尻を上げる事が出来なかった。

そのポキポキの音が、全くなくなっていた。
少しお尻を上げても、痛くなかった。

その変化を、お姑さんは、喜んでくれた。
それが、わたしも嬉しかった。

そして、夕食を用意してもらった。
1日ぶりのご飯。
美味しかったです。
完食しました!

この時点では、痛みがほぼなかった。
右腕の痛みも良くなっていた。

けれど、わたしはこのあと無知な行動をして、右腕を痛めてしまった。

わたしは、まだ、自分の状況を、把握出来ていなかったのでした。

続く