Uncategorized

はしごから落ちて奇跡的に元の状態に戻ったわたしその10

23日 2日目 続き

夕食を食べ終えて、お姑さんと義妹さんは、温泉に行った。

右腕が痛い。
お風呂に入ったら治るんじゃないか?
全身の痛みが良くなった。

よし、行ってみよう!

匍匐(ほふく)前進で、風呂場まで行ってみる。

心配して主人が見に来た。

「痛いから触らないで!」

なかなか進まない。
匍匐前進で進んで行く。
自分の身体が重い。

30分以上かけて脱衣場まで来た。

主人「どうやって入るんだ?」

無理だとは、言わない優しさが主人には、ある。

「やめておいた方がいい。おばあちゃん来たら怒られるぞ。」

わたしも、匍匐前進でさえこの状態だから、
無理だと諦めた。

けれど、體(からだ)が、まるで割り箸だ!!

まっすぐで、棒のような體を、Uターンさせる事が、本当に困難だった。

なんとか、Uターンしようと自分でも、やっているが、時間が経っても、そのままのわたしを、
主人は、見るに見かねて、足を動かした。

わたし 「痛いから触らないで!!」

と繰り返し言っていたけど、主人に感謝していた。

さて、布団の部屋まで、また匍匐前進で戻らなければならない。

主人「まだ、これしか進んでいないじゃん!」

と言いながら、ほぼ全裸のような状態のわたしを、面白がって見ていた。

約1時間かけて、5メートルくらいを戻って、
布団に入った。

けれど、からだは、割り箸みたいな状態で、
布団の上でも、Uターンが出来ない。

主人が、足をぐいっと持って方向転換してくれた。

激痛が走り「痛い!!」と言った。

お姑さんが、帰って来た。
主人が事情を話す。

お姑さん
「デイサービス行かないとお風呂は、無理!」

と言われショックを受けた。

戻った、お布団は、あたたかくて、幸せだった。

この出来事は、Sさんにおはなししてなかったのでしたが、後日おはなししたら、匍匐前進であっても、動けた事にびっくりされていました。

夜中は、良く眠れたのだけど、
匍匐前進が良くなかった事もあり?
右腕が痛くて、どこに置いたら良いか分からない。

ずっとうつ伏せ寝で、居るのだけど、
この状態が辛い。

今まで、寝る時は、仰向けか横向きだった。
だから、辛いのだと思っていた。

なんとか、横向きや仰向けになれないか?
横向きを試してみたが、上手くいかない。
股の間に、バスタオルを入れて、
横を向いてみたが、あしがふらついて
「だめだ!」と断熱して、
安定のうつ伏せ寝に戻ってしまった。

首と右腕の痛みを工夫する為に、枕の位置を、工夫したりしていた。

特に夜中は、うなされる事があり、
お姑さんが声を聞いて、心配して見つめてくれる事があった。

続く