23日 2日目 続き
2時間半が経った。
義妹さんが、お茶を用意してくれていた。
Sさんとわたしの分、りんごも切ってあって、
お菓子が添えられていた。
Sさんが、
「いいことが書いてあるよ。」
とわたしに、見せてくださった。
キットよくなる
と書いてあった。
きっと良くなるなんて、
当たり前の言葉だって思っていた。
けれど、今のわたしは、その言葉が、頼りにになる希望に感じられた。
わたしも、りんごを食べた。
りんごってこんなに美味しかったかなぁ?
シナノゴールドだと分かった。
きっと台所のテーブルの上に置きっぱなしにしていた、シナノゴールドだと思った。
Sさんは、やっと座って
お茶とお菓子てりんごを、お召し上がりになった。けれど、その時間ももったいないと、サイマティクスの音を流してくださった。
ありがたいとしみじみと感じた。
義妹さんは、オレンジジュースも用意してくれてあった。わたしは、それを飲んだ。
「おいしい!」
體の具合は、良かった。
ただ動けないだけだった。
食べることは、大丈夫と感じて、
どんどん食べられる!
そんな風に思った。
お姑さんも帰って来た。
「元気になったね!」
と言ってくれた。
3時間が経つ頃、Sさんは、片付けを終えて
帰られて行った。
そのあと、オムツで排泄をした時、
変化を感じた。
お腹の中で、ポキポキ音がして、
少し動いただけで激痛がして、
お尻を上げる事が出来なかった。
そのポキポキの音が、全くなくなっていた。
少しお尻を上げても、痛くなかった。
その変化を、お姑さんは、喜んでくれた。
それが、わたしも嬉しかった。
そして、夕食を用意してもらった。
1日ぶりのご飯。
美味しかったです。
完食しました!
この時点では、痛みがほぼなかった。
右腕の痛みも良くなっていた。
けれど、わたしはこのあと無知な行動をして、右腕を痛めてしまった。
わたしは、まだ、自分の状況を、把握出来ていなかったのでした。
続く