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お嫁さん詐欺に遭ったお姑さんその3

お姑さんは、お嫁さん詐欺に遭ったなんて、
考えたりしてなかったかもしれません。

けれど、お姑さんと違って、
指示命令に従わないものだから、
きっと、
「今の嫁は!(怒怒怒)」
と言う事がたくさんあったのだと思います。

実は、わたし、お嫁に来た時、
直感があって、
父と同じように借金になるかも?!

そんな風に感じたのです。
そうならない為にと、
始めた投資でした。
結局、始めて10年くらいで、
元本が帰らなくなりました。

一生懸命勉強して、
節約して、元本を増やして来たのに……

けれど、結婚をお世話していただいた、
Y夫妻が代理店のご両親だから、
責める事も出来なくて、
関家の中では、わたしに非難が集中していました。
その穴埋めを、したくてアロマ系ネットワークビジネスにハマったりもしました。

お姑さんに、アロマケアをするようになったのは、この頃でした。
更に、自分に休みを与えない罰を課したのも、この頃だったと思います。

毎日が、火事場の馬鹿力!

この時のわたしは、まさにそんな感じでした。
お姑さんに色々言われるのは、毎日の事。
それを、火事場の馬鹿力で、
跳ね除けながら、とにかく一生懸命に働きました。

この頃は、今から7年前くらいです。
お姑さんは、80歳近くになっていて、
腕が痛いから、はしごを持てなくなって、
足が痛いから、はしごに乗らなくなりました。

だんだんと、わたしの方が元気になって来ました。

お姑さんと過ごすのが、17年を越えた時、
母と過ごした時間より、お姑さんと過ごした時間の方が長くなっていました。

父に教えてもらったように、優しく労わる事を、
心がけるようになりました。

お姑さんが、ヒステリックに怒りに震える時には、マッサージやアロマケアを部屋に乗り込んでやるようになりました。

お姑さんの部屋は、狭くて、タンスが2つあり、
その上に空箱が山積みになっていました。

主人とわたしには、良い部屋を用意してくれていたのに、お姑さん自身は、狭くて寒い北のお部屋でした。

投資元本がなくなる数年前に、投資利息で、お姑さんのお部屋を、リフォームした事がありました。
今考えると、あのお金の使い方は、良かったと思います。
結局なくなるお金を、物質化出来て、それからお姑さんは、良い環境で休めるようになりました。

わたしも、お姑さんも
頑張って来ました!

たくさんケンカもしたけど、
たくさん、マッサージもしてあげました。
そして、わたしは、介護してもらいました。

ここまで、読んでいただき、
ありがとうございます。