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食パンの焦げた匂いで昔の風景を思い出しました

こんにちは、お元気ですか?
わたしは、元気です。

今朝、一つ失敗をしました。

トースターで、パンを焦がしました。
娘の為に焼いたのだけど、
焦げたパンは、いらないと言われ、
自分で食べました。

食べた時、昔は、いつも焦げたパンを、食べていた事を思い出したのです。

それは、どうゆー事かと言うと、
昔の家には、トースターがなかったのだけど、
親戚のお下がりのトースターの機械を、いただいたのだと思います。

その時代のトースターは、パンを立てて入れて、
横に付いているレバーを、下に下げて焼くものでした。焼けると、チーンと鳴ってパンが飛び出しました。

焼き加減を、調整出来たのか?覚えがないのですが、ほぼほぼ、焦げたパンになっていました。

そこに、マーガリンを付けて食べていたのだと思います。

味覚と言うのは、不思議です。

全く忘れていた、風景、昔住んでいた家の間取りや、雰囲気、家族の様子を、一瞬にして思い出しました。

その風景は、とても、退屈だと、その当時のわたしは、思っていました。
けれども、わたしも人生の中で、色々な経験をして来ました。

振り返ってみると、わたしにとって、とても、安心出来る時でした。

家族が元気で居てくれました。
貧しかったけれども、普通に近い感じの時代でした。

もう、何年前なのだろうか?
全く思い出さなかった景色を、思い出して、
今は亡き、祖母、父、母、犬、猫、との時間を、
味わいました。

祖母も両親も、一生懸命働いていました。
べつに、ずっと後を追いかけていたわけではないけど、一生懸命に働いていた事は、はっきり覚えています。

色々と、上手く行かなくて、大変だったみたいだけど、そんな事は、お構いなしで、ワガママだった自分の姿も、思い出しました。

その後、祖母が、癌になり、母が、鬱病になりました。

その後、2人が他界して、父と二人暮らしになった時には、もう、この様な、安心の景色は、なくなっていました。

自分自身に軸もなく、生きていくのが、大変だと思う時代に突入する前の、子どもの頃の幸せなわたしでした。

今、つまらないと思うならば、実は、幸せなのかも知れません。

過ぎてみて、初めて分かる事もあります。

今の幸せを、かみしめて生きたいです。

それでは、また(^^)