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トラウマこそ洗脳その8

「こんちくしょうだなあ」と言った時には、誰かに恨みの念を飛ばしている状態だったかもしれません。

そうだったかもしれないけど、
そうだったのかな?

わたしの記憶を辿ってみました。

良く言っていた覚えがあるのは、
父の弟にあたるおじさんです。

そのおじさんが言う

こんちくしょうだなぁ

と言う言葉に、恨みは、あまり感じなくて、

例えば、猫がいたずらをした時など、
早口で

こんちくしょうにゃろめ

と言ったり、

猫でなくても

独り言で

こんちくしょうにゃろめ

と言っていたのを、
わたしは、そっと聞いていたのかもしれません。

わたしが、小さな時、
父とおじさんは、2人で自営業をしていました。

おじさんの人生の中で、お金が思い通りにならなかった苦しい時だったのかもしれません。

工夫しながら販売担当をしていたおじさんは、
自分の気持ちを切り替える為に、
独り言で、
こんちくしょう
と言っていたのかもしれません。

おじさんは、姉、兄の次の3番目に生まれたので、上の姉や兄に何か言われる事もあったかもしれません。

最近、おじさんからこの言葉を、聞いた事がありません。

頼りにしていた、姉や兄も早くにあの世に行ってしまって、今は、誰にとかやく言われる事もなく?
ある意味自由に生きているからかもしれません。

おじさんは、何か困難を乗り越える前に、
こんちくしょうにゃろめ
と言っていたのかもしれません。

今日お客様から電話が来て話した時に、
お客様の声に力が入っていない様に感じました。

89歳っておっしゃっていたと思います。

おはなししている中に、
あの人が亡くなった。
と言う言葉があったりして、
「死ぬ事を目標にしたらだめですよ!」
と話したりしました。

全く気がついていらっしゃらなかたけれど、
死ぬ準備ばかり気にしている感じでした。

いつかは、みんな亡くなるのだから、
その時まで、めいいっぱい生きましょう。

天井をみて呼吸をすると、
たくさん息が吸えますよ。

って話したり、
おじさんが言っていた、
こんちくしょうの話をしました。

わたしの母は、こんちくしょうと言うのを、
聞いた事がなかったけれど、
精神を病んで早く亡くなりました。

もしかしたら、
こんちくしょう!
と何かを跳ね返して
肝にしっかり力を入れていたら、
違った人生だったのではないかな?

そんな風に思いました。

母の死についても、
トラウマだったのだけど、
こうして一つ考察するだけで、
トラウマが柔らかくなる感じがします。

トラウマは、溶解出来ます。

洗脳ですからね。

21:43になりました。

おやすみなさい。